フォニックス、色の単元

色はその人の感じ方によって違う

「月は何色に塗る?」
「えっとね、黄色かな?」
使っているフォニックスの本はイギリスの本
「月を白や銀色に塗る子供もいるんだよ」
「え〜変なの」
「変に感じるのはわかるけど、ゴッホって知ってる?その人の描いた絵を見てみよう」
「ゴッホって引けば出てくる?」
zoomの向こうで検索して
「あっホントだ。白い。ゴッホってかっこいいね」
「うん、この人の顔、自画像って言って自分の顔を描いているんだよ」
「ゴッホかっこいいじゃん」
「オランダの人なんだけどフランスで絵を描いていたんだよ。」
「ごりごりしている絵だね。これなあに?」
「これね、イトスギっていう木、ぐりぐりしていて面白いよね」
「うん、木の色が真っ黒だし、星の色もちょっと違う」
感じ方によって表現する色は違っていいですよね。私自身、アムステルダムのゴッホ美術館で本物を見て感動、よりいっそうゴッホが好きになりました。ゴッホかっこいい–>絵を見てみたい–>せっかくなら本物を見てみたい!今ではそう簡単に見に行けなくなってしまいましたが、いつか「ゴッホ、見に行こう」と思うかもしれません。

また“The fox is red.”という例文が出てきて
「え〜赤??」
「そう、赤だね」
「狐は黄色か茶色でしょ!?」
「赤っぽく感じる人もいるんだろうね。red foxって言うもんね」
「ふ〜ん」
またまた検索して見ているようでした。

英語/フォニックスのクラスですが、色や美術の話に。しゅうびではこういった脱線を特に大切にしています。

小学英語

フォニックスをはじめて1年ちょっとのKGくん(小3)最初のテキストが終わりに近づいてきました。そこでテキスト半分くらいを一気に復習してみたところ、意味のわからない単語は数個ありましたが、ほぼ全て読めました。この調子で次のテキストへGO!!

今年の夏は申し込み済みだったサマーキャンプをキャンセルしましたが、来年の夏は・・・ 現段階では厳しいように感じますが、ぜひとも成果を実感できるようCOVID-19を取り巻く事態が好転することを祈るのみです。

フォニックスのススメ

中学生が、appleをエイピーピーエルイーなんて何回も書いているのを見たことありませんか?発音しながら書くんだよとよく助言しますが、読めない子が少なくなありません。

読めないと自分で勉強を進められません。誰かを頼る癖がつくと教えてもらわないと勉強はできないという発想になり、学年が進めば進むほど自学ができなくなります。

フォニックスを始めて1年になる小学3年生。それまで英語を習った経験は無く、フォニックスから始めたので、例えばSであれば「これは、“エス“という名前で、音は“スー(敢えてカタカナで書くと)“」ということが自然に頭に入っています。“エス“だけしか頭に入っていなかったら英語は読めない・書けない・聞こえません。

フォニックスの学習が60%ほど終わっていた時に、名詞の複数形を勉強したら
sの発音を自然に発し分けていました。例えば、rabbits, birds, cakes, apples, horses それぞれ最後のsをどう発音するか? 単語を一つ一つの音に分解して発音し、最後の音に s をつけた時にどう発音するかが自然にできていました。

「どうやって使い分けているの?」

「え?だって、t はその後に s の発音をするのは難しいから一緒にやってみたんだよ」

つまり、トゥ+スと発音するのは変だなと思って ツ と言うんじゃないかと思ったと。同様に k の無声音の後に z と有声音を発音するのは自然じゃないとも思ったようです。体得した後に、理屈を自身で見つけられるので応用ができるようになり、単語をひたすら書いて覚えるという作業は彼には必要がないのです。

小学校で 英語を勉強する その前に是非フォニックスを勉強しておくことをかなり強くオススメします。フォニックスを学ぶと言っても、子供にとってはそれは難しいことではなく、むしろごく自然で楽しいことのようです。できるようになっていることがすぐに感じられるからだと思います。(ネイティブの子供たちは未就学児で終わることのようです)

それから子供たちのモチベーションがあがる時というのは、
教えてもらったことが繰り返しできた時より、
理解したことから発想して新しいことを自分の力でできた時

であると感じています。