しゅうびモチベーションツアー再び

初めての海外研修は東日本大震災の約10日後、成田空港で大きな揺れを感じての出発でした。

翌年はヨーロッパへ

それから長いコロナ禍を経て早12年、世界情勢・物価上昇・進行する円安で何かと動きにくい状況。そんな時だからこそあえて動くことで見て聞いて実際に経験する。帰国後のテストで点数や順位が爆上がりすることはほぼありませんが、多感な時期の経験は後々の価値観や思考に大きな影響を与えます。

次の春休みは久しぶりに海外研修を計画しています。

育み身につけるべきものは?

キズカンでは社会的なこと、政治的なこと、経済的なこと、さまざまなテーマを扱っています。

ロシアのウクライナ侵攻に関するテーマも何回か取り上げました。

しかし、世界各国の動きや報道を見聞きしていると、すべては”個々の事情”で動いているのだということが誰の目から見ても明らかになってきている気がします。

もちろん子供たちもそんなことはハッキリ感じ取っていることでしょう。

となると・・・

育み身につけるべきは客観的に認知できる物事の正誤ではなく、自分なりにその物事の裏側・根本を考え、自分なりに理解した上で、自分の意見を持ち、自分の立ち位置を決める力でしょう。

「正しい答えがある問題や期待されている答えのある課題に対して、決められた時間で、他者よりも高いレベルでその答えに近づける力」は”こども自身”の価値観に応じて日常の勉強で身に付きます。

差がつくのはそこから先です!!!

フォニックス、色の単元

色はその人の感じ方によって違う

「月は何色に塗る?」
「えっとね、黄色かな?」
使っているフォニックスの本はイギリスの本
「月を白や銀色に塗る子供もいるんだよ」
「え〜変なの」
「変に感じるのはわかるけど、ゴッホって知ってる?その人の描いた絵を見てみよう」
「ゴッホって引けば出てくる?」
zoomの向こうで検索して
「あっホントだ。白い。ゴッホってかっこいいね」
「うん、この人の顔、自画像って言って自分の顔を描いているんだよ」
「ゴッホかっこいいじゃん」
「オランダの人なんだけどフランスで絵を描いていたんだよ。」
「ごりごりしている絵だね。これなあに?」
「これね、イトスギっていう木、ぐりぐりしていて面白いよね」
「うん、木の色が真っ黒だし、星の色もちょっと違う」
感じ方によって表現する色は違っていいですよね。私自身、アムステルダムのゴッホ美術館で本物を見て感動、よりいっそうゴッホが好きになりました。ゴッホかっこいい–>絵を見てみたい–>せっかくなら本物を見てみたい!今ではそう簡単に見に行けなくなってしまいましたが、いつか「ゴッホ、見に行こう」と思うかもしれません。

また“The fox is red.”という例文が出てきて
「え〜赤??」
「そう、赤だね」
「狐は黄色か茶色でしょ!?」
「赤っぽく感じる人もいるんだろうね。red foxって言うもんね」
「ふ〜ん」
またまた検索して見ているようでした。

英語/フォニックスのクラスですが、色や美術の話に。しゅうびではこういった脱線を特に大切にしています。